主の降誕(日中ミサ)分かち合い

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主の降誕(日中ミサ)分かち合い

2020年12月25日

主の降誕(日中ミサ)分かち合い

 

主の降誕(日中ミサ)

聖書朗読箇所

福音朗読 ヨハネ1章1-18節

分かち合い

神の思いや心の「カタチ」

 

ACジャパンのテレビCMで流れている「行為の意味」という詩(の抜粋)は、詩人で作詞家の宮澤章二さんが、2011年3月11日に発生した東日本大震災ののち、被災地を応援するために作ったものです。

 

「こころ」は、だれにも見えないけれど

「こころづかい」は見える。

「思い」は、見えないけれど

「思いやり」は、だれにでも見える。

 

神は目に見えない存在です。しかし、救い主イエス・キリストは見えます。

聖書に書かれている歴史も人類に対する神の思いやりです。その頂点になっているのはイエス・キリストであり、神の心はイエスをとおして明らかになっています。

次のようなことが言えると思います。

・人となられたイエスこそは神の思いの具体的な形で神の思いづかいです。

・人となられたイエスこそは神の心の具体的な形で神の心づかいです。

・人となられたイエスこそは神の愛の具体的な形で神の心の寛大さの表現です。

・人となられたイエスこそは神のしるしで父なる神の原秘跡です。

クリスマスを祝うことは単なるかつての出来事を記念するのではなく、イエスをとおして、今日も様々な形で神はわたしたちを訪れてくださいます。神の心づかいでなるイエス・キリストに出会うことが出来ますように願い求めましょう。

 

では皆さん、神の恵み豊かなクリスマスと良い年を迎えてください。

 

助任司祭

トゥ ダン フック